ポジショントークについて
最近、SNSやYoutubeで簡単に価値観や考え方を世間に発信できるようになり、
それを見て影響されたり、その人の通りに行動してみたりする人も増えてきていると思います。
ただ、それらのすべてはポジショントークが含まれていることを理解したうえで自身にとって何をインプットすべきかを考えるべきだと思います。
例えば私の実体験として、ゲームのデバッグの仕事をしていた時期があるのですが、
それは当時お世話になった転職エージェントの下記の言葉によるものでした。
「ゲームプランナーは腐るほどいますが、ゲームのQA関連はブルーオーシャン。非常に潰しが効く仕事です」
私はこれに全力で同意し、本当は未経験とはいえプランナーになりたがっていた当時、急遽デバッガーなどのQA関連の仕事を探し始めて転職をしたのでした。
この時のエージェントの考えを想像するに、「この人をプランナーにするのは未経験だし難しい。であれば間口が広く未経験でもOKなデバッグ会社に入ってもらおう」 だったのかなーと思います。
実際未経験デバッガースタートで半年でリーダーまで出世できてとてもやりがいは感じていましたが、潰しが効くとか手に職付いたという実感は全くありませんでしたし、実際ゲーム開発において最も予算削減されやすい部門はQA系かと思います。
もちろん、これは実際にQAを3年半くらいやっていた私のポジショントークにもなるのですが、やってみないとわからないことだし、当時のエージェントは本当に心からオススメしていた可能性だってあります。
要は、自分にとって重要な情報を取捨選択し、正しく活用するということが最も重要だと思います。
これに関しては経験を積んでいかないとどうにもならないとは思いますが、
尊敬しているあの人が言っていたからそうなんだ!!とか脳死で妄信するのは危険だということです。
ただし!状況次第では何かに妄信することが目標に向かって一心不乱に進めるという可能性もあるので、絶対に良くないとは言えませんが。
自身の軸をしっかり持ち、それに沿うような形で情報選択ができるとベストですね。